食料品
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醤油味噌製造業
*期待していた歳暮品についても出足が鈍く、今年度は大幅な落ち込みが予想される。又、原料「ナフサ」の高騰でプラスチックを材料とした包装資材が値上げを実施。大豆の値上げ、又台風による被害で果実の品不足による高値等明るい材料がない。
水産加工製造業
*8月〜10月の水揚は台風の影響で減少し、価格も割高となっていたが、11月は前年の倍近く水揚され、年計で前年に追い付いた(前年比数量192、金額130)。そのおかげで加工原料の水揚も多く、加工場はフル稼働であった。冷蔵庫もサバの水揚が多く、フル稼働し、満庫状態となり活況を呈した。
漬物製造業
*先月(10月)まで高騰を続けていた青果物価格が11月初旬より下がり始め、11月中旬以降は平年並みとなったが、今月の収益が好転するまでには至らなかった。会員1名から退会届があった。
菓子製造業
*長崎県北地区の老舗が全国各地の有名老舗や有名店の収拾合併を展開している。現に、長崎県内の老舗がその傘下に収拾されたニュースが流れた。これにより、先般から納入金の遅れや不払等の噂があったが、これでその噂が本当の事実であることが証明された。
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繊維・繊維製品
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衣服・その他の繊維製品製造業
*台風、中越地震で全ての衣料品は15〜20%ダウン。期待の冬物は初期投入だけ各社受注減。唯1社新潟県のニット工場が被災の為、6ヶ月間20%の増産を要求されてフル稼働中との報告があった。春物材料等の遅れで暗い年末になりそうである。
繊維製品製造業
*紳士服:現在オーダー関係2社、スラックス1社で従業員3社で330名〜340名余り。11月の売上状況は10月対比は若干上昇で推移した。昨年対比は横ばいであった。婦人服関係では従業員数は210名。10月対比及び前年同月対比共に落ち込んだ。当組合員11社、代金決済は現金、手形決済。
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木材・木製品
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建具製造業
*台風の被害及び住宅に関わる税制の問題で木造関係の住宅工事が増えたような気がする。大工専門職の方々の高齢化及び後継者不足の為か職人さん不足で特に忙しく感じるのかもしれない。市街地でのマンションの開発は盛んで私共の工事も多く発するのであるが、大半が大手メーカーの規格品が多く、あまり地元の工事のプラスにはなっていないのが現実である。私共の営業及び開発等の努力不足もあると思うが…
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窯業・土石製品
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生コンクリート製造業
*出荷数量は前年同月比は2.0%(3,577m3)、前月比は8.9%(14,818m3)それぞれ増加している。
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鉄鋼・金属
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輸送用機械器具製造業
*仕事量は第4四半期(1月〜3月)まではほぼ確保している。採算は社によってバラツキがあるが、素材価格の高騰、受注価格の低下により厳しい状況である。
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輸送機器
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機械器具製造業
*県外の商社やメーカーが飛び込みで引き合いするケースが時々ある。九州は全体的に仕事量が多い。最近は製鉄所関係の製作部品も増えてきている。
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電気機器
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電気機器製造業
*相変わらず、原材料特に鉄関連の価格上昇が続いている。最近では、材料確保に対しても厳しさを増してきている。価格を10年前の水準に戻そうという感じがしてならない。景況感としては仕事量の増加があり好転したものの、原材料価格の上昇分を価格に転嫁できず、さらに価格低減要求も厳しく本来の意味での好況感は感じられない。また、原油高の影響もボディーブローのように効いてくるはず。先行きは決して楽観できない。
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