食 料 品
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例年4月に水揚げされる鰤が今年は3月に多く獲れ、魚市場は活気を見せ、加工場も忙しかった。
3月の「桃の節句」は、業界にとっては大きな売上を示すイベントですが、近年の少子化の影響で初節句の対象であるお祝い先がなくなり、引出物のお返し菓子の消費数量が激変し減少した。
その反面、各家庭での需要の増加により、店売りの雛節句関連の商品の売上が伸びた。そして、今年は地方発送の菓子が多く様変わりした。また、最近では桃カステラの人気が復活している。
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繊維製品
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売上は、季節柄2月より3月が良く、また、昨年に比べると若干落ち気味の傾向にある。工賃単価は、引き続き底這い状態である。
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陶 磁 器
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長崎県及び波佐見町の支援を受け、4月1日に焼き物の公園に観光交流センターが仮オープンし、波佐見の焼き物を中心に波佐見の特産品をはじめ、東彼杵郡内の特産品も展示販売される。
また、運営するに当たり全国の焼き物の産地で初の商工一体になった経営を行う株式会社『くらわんか』が設立され、波佐見町の観光の情報発信施設として大きな期待が寄せられている。
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瓦
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売上高は、前年同月に比べて62%減少、前月に比べて1.3%増加。収益状況及び資金繰り状況は、前年同月比は悪化、前月比は変化なし。
売掛金回収においては、前月売上に対し93%(内手形5%)。生産においては、変化なし。
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生 コ ン
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売上高は、前年同月比14.3%の減少(31,003m3減)、前月比16.2%減少(35,886m3減)である。
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機器
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各社相変わらず横ばい状態である。また、経営環境も依然として厳しい状況である。各組合も、受注競争に奔走しているようだ。論語の一節に「天を怨まず、人をとがめず」とありますが、この様な心境である。
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鉄鋼・金属
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依然厳しい状況下で、一部組合員の資金繰りが逼迫している。15年度は更に工事量の減少を予測しており、厳しい事業環境となる。
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電気機器
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期末ということもあり、仕事量的にはやや落ち着きを見せているものの、来期以降相当の落ち込みが予想される。各社とも正念場と思う。
海外調達も更に拍車をかけることになるかもしれない。ただし、中国では、鋼板の価格上昇が著しく他の素材についても価格上昇が考えられる。また、イラク情勢や北朝鮮情勢によっては、景気自体もどのようになるか想像がつかない。
とにかく、渾沌といったところである。
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